指示通り1日3回服用しなければ効果無し?

薬にまつわる素朴なギモン

1日3回飲まないと薬の効果はない?

多くの薬では、説明書きに「1日3回、食後に飲む」と書いてあります。「でも自分は朝食を食べないんだけど…」「昼間も学校や会社に持っていかないとダメ?」と疑問に思う人もいるでしょう。人によっては独断で1日2回にしているかもしれません。 しかし3回とするのにはきちんとした理由がありますので、守るようにしましょう。


血中濃度を一定に保つ

多くの薬は、飲んでから1時間後くらいがもっとも血中濃度が高くなり、その後は徐々に減少していきます。1日3回とされている薬なら、大体飲んだ後3~4時間後には、成分がほぼ血中に残っていません。

そこで、再び追加して効果がうまく持続するように、医師が計算した上で用量や用法を指示しています。薬によっては効き目が長いものもあり、そのような場合は1日1~2回となっていることが多いでしょう。

症状を短期間でしっかり治すためには、決められた回数を守ることが一番です。意外と多くの人が「3回って書いてあるけど、2回でも十分だろう」と軽く考えてしまいますが、そうすると薬の効果を最大限に得ることはできません。 どんな薬であれ、できるだけ数日で飲みきって、スッキリ症状を軽快させることがもっとも望ましいことです。決められた日数はきちんと指示にしたがって飲むことで、結果的に薬を使う期間を減らすことができるのです。

特に、薬の血中濃度を一定に保つことに意味がある薬では、回数を厳格に守る必要があります。たとえば喘息や不整脈の治療薬などです。また抗生物質も、飲み方にムラがあると耐性菌が生まれやすくなりますので、「短期間しっかり飲む」ことを心得ましょう。

朝食をとる習慣のない人は、ビスケット1枚でも先にお腹に入れておくと、食後と同じ状態にすることができます。


赤ちゃんに1日3回飲ませるには?

ただし乳幼児の場合、大人のように生活サイクルが出来上がっていないため、1日3食決まった時間にとることは難しいものです。そんな時は、授乳や離乳食の時間にとらわれすぎず、単純に起きている時間の中でバランスよく3度に分けて飲ませましょう。目安としては、大体6~8時間おきにします。

一般的に薬は、次の服用までに最低4時間空ける必要があるといわれています。成分の血中濃度が上がりすぎないようにするためです。6時間空けるならまず問題はありませんので、赤ちゃんの起床リズムに合わせて飲ませましょう。